Colorのご案内Information
「ユースメンタルサポートColor」とは
メンタルヘルスの不調を感じている若い方たちを対象とした相談機関です。
若者の多様な可能性、色とりどりの虹のように様々な持ち味や特徴を生かして行きたいという想いから「Color」と名づけました。
Colorの特色
「ユースメンタルサポートColor」は、精神的不調に悩む若者やそのご家族への、積極的な早期支援を目指している専門窓口です。未治療・未支援の期間を短縮し、病初期からの積極的な支援・治療によって、若者が自らの生活・人生の目標に向かって病気から回復していくことを目指しています。
若者の精神疾患について
10代~20代は、こころの不調をもっとも体験しやすい時期といわれています。
こころの病気の発症も多く、若者の生活を脅かす最大の健康問題となっています。
しかし、多くの若者が適切な支援や治療につながらずに、こころの不調からの問題を抱え続けていることが少なくありません。
・早期発見/早期治療が重要です
・病気がこじれると、本人や家族の不安や苦しみが深まり、障害も重くなりがちです
・早期の治療や専門的支援で順調に回復する可能性が高まります
こころの病気も、かかりはじめの対応が肝心です。
こころの不調に苦しむ若者が、早期から安心して支援・治療を受けられる環境の整備が必要です。
支援内容
グループ支援
「ホッとできる」「人とつながる」場として同年代の人たちと気軽に交流できるスペースを作っています。人に慣れるため、コミュニケーションの練習をするため、生活リズムを改善するため、など様々な利用方法があります。
①みんなで楽しむことを重視したもの
②コミュニケーションの練習になるもの
③作業や認知機能訓練
④身体を動かすもの
⑤自立した生活に必要な能力に関わるものなど
さまざまな要素を取り入れています
個別支援
友達や家族についての悩み、人の視線が気になる、ストレスがたまっている、などご本人がお困りのことについてご相談にのります。
・就労相談
・医療機関との連携
・医療機関のご紹介など
も含みます
家族支援
苦しんでいるお子さんへの接し方やサポートの仕方に困っているご家族のご相談にものっています。同行支援
「一人でやれる自信がない」「不安が強い」などの理由でお困りの方に提供している支援です。同行先としては、医療機関や役所での手続き、学校や職場などがあります。ご本人がやりたいことや行きたい場所、挑戦したいことに同行することもあります。訪問支援
ご本人が家から出れないけれど相談したいという状態にある場合に、こちらから家に訪問してご相談にのるという相談スタイルです。利用方法
まずはお気軽にご連絡下さい。見学の日時を調整します。
TEL:042-488-4436
受付時間:平日9時~17時
申し込み ▼ |
まずはお電話ください。担当スタッフと日程を調整します。 |
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初回相談 ▼ |
どのようなお困り事、ご希望があるか等をお伺いし、今後どのような形でサポートしてゆくか、話し合い決めていきます。 ※1時間程度 |
サービス 利用開始 |
ご本人に合わせて適切なサポートを開始します。 |
「ユースメンタルサポートColor」は、障害者自立支援法に基づく指定障害福祉サービス事業所「シンフォニー」の事業として運営されています。
ご利用には、お住まいの市区町村に「障害福祉サービス受給者証」が必要になる可能性があります(15歳未満の方は除く)。
ご利用になる際には随時ご説明いたしますのでご安心ください
利用料金
多くの方が無料で利用されています
就労経験がある方に関しては前年度のご自身の所得に応じて自己負担が発生する場合があります。※交通費の支給があります(都内にお住まいの方のみ、また金額に上限有り)
利用者の声
◆ 通う場所ができたので家に引きこもる日が減って身体の調子がよくなってきた。(Tさん・21歳男性)
◆ 自分のペースで通いはじめることができ、少しずつ生活リズムがついてきた。
(Mさん・23歳女性)
◆ しっかり話を聞いてくれ、気軽に相談できるので安心感が持てる。
(Mさん・25歳女性)
◆ 人と関わる機会が持て、コミュニケーションへの苦手意識や人への抵抗感が少し減った。
(Sさん・27歳男性)
◆ 自分の苦手なことや得意なことが見えてきて、自分がやるべきことについて具体的に考え、行動できるようになった。
(Sさん・18歳女性)
◆ 似たような境遇の人と初めて交流し、元気になれた。他とは違う話せる場所と友達ができた。
(Rさん・19歳男性)
◆ プログラムを通して対人スキルやPCスキルが上がり、自信がついた。がんばる気持ちを持てるようになった。
(Eさん・21歳男性)
◆ 個室が利用できるので、集中して受験勉強や試験勉強する場が持てるようになった。
(Yさん・20歳女性)
◆ 就労に向けてのサポートをしっかりしてくれて、がんばりすぎずに就活ができた。
(Hさん・22歳女性)
利用者の声(YouTube)
●ユースメンタルサポートColor(調布)卒業生のインタビューシンフォニー 卒業生インタビュー#1「通う。喋る。帰る。」
●ユースメンタルサポートColor(調布)利用者の座談会(Vtuber)
【若者の世界線】<短縮版>ひきこもり経験者がアバターを通して語る“リアル”
早期介入・支援の重要性
<精神病性疾患の早期発見・早期支援>
統合失調症をはじめとする精神病性疾患についても、早期発見・早期支援が重要であると言われています。専門の治療や支援が遅れてしまうと、病気がこじれて本人や家族の不安、苦しみが深まりがちです。
病気が早期に発見され、早期に専門的支援や治療が受けられれば、順調に回復する可能性が高まります。
<DUP(精神病未治療期間)の短縮>
(Duration of Untreated Psychosis)幻聴や妄想など明らかな精神病症状が出現してから、実際に専門治療につながるまでのタイムラグが長いほど治療への反応やその後の経過が悪くなりがちであり、逆に早めに適切な治療治療を開始できると良い経過を期待できること可能性が高くなることが、世界の各所で報告されています。
DUPを短くするためには、地域社会において精神疾患および精神保健福祉サービスに関する十分な情報を提供することが不可欠となります。
私たちColorでは、教育機関・医療、保健機関・地域と連携し、早期発見のための啓発活動に積極的に取り組みます。
<DIPT(手厚い心理社会的支援開始の遅れ)の短縮>
(Delay in Intensive Psychosocial Treatment)さらに、発症後、できる限り早い時期から治療とともに、手厚い心理社会的支援を提供することによって、より良い経過が得られることが報告されています。
早期に支援を受けて、上手に病気と付き合っていくことが、回復をスムーズにし、生活を豊かにすると考えています。